南八ヶ岳周回:日帰り ~初めての八ヶ岳で絶景を堪能。硫黄岳、横岳、赤岳を美濃戸から周回~
烏帽子念丈で高山の楽しさに味を占め、アクセスが良く有名な八ヶ岳に行こうと思い立つ。
元々他の人のレポで岩場が多い山というのを見ており興味津々。
北八ヶ岳、南八ヶ岳とあるがやはり岩場が多く最高点である赤岳も鎮座する南八ヶ岳が良かろうと。
せっかくだからピストンではなく周回出来る美濃戸からのコースを選択。
八ヶ岳を好きになるには十分過ぎる充実した山行でした。
美濃戸口
ロングコースになるため車で美濃戸口の赤岳山荘まで入り、そこで車中泊。
別荘地の八ヶ岳山荘がある場所から林道に入っていく。
林道は狭いかつ凸凹なのでバレーノでは底をこするこする。
一般乗用車は覚悟した方が良いでしょう。
SUV系なら多分大丈夫。
やまのこ村か赤岳山荘の駐車場に止めてカインズの安い寝袋で寝る。
出発は4時。まだ山荘がやっておらず駐車料金を払えないため下山後に払うことにして出発。
初めての前泊&車中泊。意外と快適に寝れる。 |
美濃戸山荘のところに北沢と南沢の分岐点がある |
こんなところに石垣 |
しばらくはなだらかな道をテクテク歩いていく。
むしむしと |
下の方に小屋が。猟師小屋? |
しっかりした橋がかかっています |
何度か沢を渡るが矢印や橋もしっかりしているので迷うことなく歩いて行ける。
沢沿いらしくゴツゴツな岩も |
木道が良く整備されている |
日が昇ってきて明るくなってきたところでバナナ休憩。
バナナっていいよね。旨いし安いしカロリーあるし。
大きく崩れている |
日が当たっとります。が、こちらは西側なのでまだ光が差さない |
赤岳鉱泉に到着! |
急に視界が開けます。
へぇーと思いながらまじまじといろいろ見てみる。
丹沢と比べて小屋が綺麗でおしゃれ。
とりあえずてぬぐいを買っとく。
テント泊も出来るみたいで数組いらっしゃいました。
というかいくらアクセスが良い方とはいえこんな山の中に温泉施設があるってすごい。
いつか泊まってみたいけどこの日は先に進む。
つづら折りを登る |
朝日ポイント! |
途中で朝日ポイント。とても綺麗。
柔らかな光のエモさと言ったらもう。
開けた! |
この視界の広がりは最高。
分岐点まで辿りつくとそりゃもう良い眺め。
最高の展望に一服。
ここからだと赤岳はまだそんなに大きくは見えない。
硫黄岳に向かう |
三角点 |
硫黄岳山頂 |
爆裂火口! |
愛のケルン |
山頂はだだっぴろい。
東側には大きな火口が口を開けている。なんとも凄い眺めです。
火口の先まで行きたい衝動にかられたが時間もあるので先に進む。
天空の散歩道 |
コマクサや! |
硫黄岳山荘の付近にはコマクサが群生している。
初めて見るコマクサに俄然テンションがあがる!
山荘で一休み。なんとおでんが売っていたのでいただくことにする。うまし。
硫黄岳山荘はなんとトイレが水洗でしかもとても綺麗。
山の上で水洗トイレに驚愕。
ここから見る横岳は反対側から見る横岳と全然印象が違い、少し優しい感じです。
茫洋としている |
シオガマー |
いつの間にかガスが! |
横岳に向かうとガスがかかってくる。
横岳という名前なだけあり、狭い岩場をトラバースで進む。
山頂はあまり特徴がなく、ガスで展望もあまりなかったためそこそこに通過する。
得撫! |
地蔵? |
地蔵尾根分岐 |
赤岳展望荘 |
ガスの中を進み、地蔵尾根分岐点を通過。
途中の岩が地蔵のようだったが名前の由来だろうか。
赤岳展望荘について昼ごはん。
展望荘は赤岳を間近に眺められる位置にあるけれど、残念ながらガスの中だ。
ガスの中登って行く。
某漫画のように八ヶ岳主峰赤岳からの大展望を望まずして何が八ヶ岳縦走か!と心の中で叫んでみるが一向にガスは晴れない。現実はそううまく出来ていない。
赤岳への登りはかなり急登で、ここまでの疲れもありバテバテ。
なんとか登って行きやっとのことで頂上山荘へ到着。
こんな場所に山荘を建てられることに驚きつつ、山頂に向かうがやはりガス。
今回は諦めていつかリベンジを誓うことにして下りに入る。
ゴツゴツな岩場 |
赤岳と中岳の間はかなりゴツゴツした岩場なので慎重にくだっていく。
分岐点まで下ると後は階段の文三郎尾根になる。
中岳の向こうには阿弥陀が控えているはずだが全く見えない。
いつかあちらにも行きたいと思いつつ階段を下っていく。
マムゥト! |
中岳 |
本来見晴らしは良いはず |
かなり急な階段 |
樹林帯に入る |
文三郎尾根は硫黄岳への登りと違ってかなりの急傾斜を下っていく。
膝がそろそろ悲鳴をあげているが下らないわけにもいかない。
樹林帯に入り、どうにかこうにか降りていくうちに行者小屋へ到着。
こちらは赤岳鉱泉と違い昔ながらの小屋という感じ。
赤岳鉱泉は若い感じがする。
南沢から下っていく |
ヘリポートだ。今は使われていないのだろうか |
前半はなだらか |
岩がごつごつしてくる |
やっと着いた。。。 |
また北沢と違って岩がゴツゴツで段差が大きく下るのに苦労する。
北沢の方が楽だった印象だ。
後に分かったがファットパッドと呼ばれる脂肪帯が皿の下にあり、そこが炎症を起こしていたらしい。曲げるたびに激痛が走るのでしゃれにならない。
ひぃひぃでなんとか美濃戸まできて山行が終わりだ。
駐車料金を払って帰路に就く。
体力のきつさや膝の痛さ、ガスガスはあったものの、前半の展望の良さや高山植物の多さもあって充実していた。
やはり主峰からの眺めは見たいのでまたリベンジしたい。
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