日帰り:御嶽山 濁河温泉から剣ヶ峰を目指して。山上の楽園と絶景の池巡り
有休でどこか登りたい。
もうしばらくやりがいのある山行が出来ていない。
仕事と天気と妻の体調を考慮しながら、シルバーウィーク最終日に行くことに。(シルバーウィークは普通に仕事)
雲の配置からして木曽山脈か御嶽山が良さそう。
木曽駒ヶ岳ロープウェイで三ノ沢岳と宝剣岳・・・と思ったけど混み具合がエグそうなので却下。
将棋頭を経て周回もいいけど、ちょっとコースタイム的に自信がない。しばらく行っていないので10時間超えを躊躇してしまう。。。
御嶽山は剣ヶ峰行きたいけど、前も中の湯から登ったしなぁ・・・なんて見てると濁河からのコースタイムが余裕で10時間に収まる。
てっきりもっとかかるものと思っていたけど、意外と範囲内だった。ということで濁河温泉からのピストンに決定。
アクセス
391号線が一部通行止め(迂回路あり)
濁河温泉へは下呂側からは通行止めでアクセス出来ません。
開田高原側から391号線でアクセスする必要があります。
前日入りなので駐車場は余裕。無料駐車場があります。トイレあり。ただ深夜出発なのか、騒ぎながら通り過ぎた一団のおかげで目が覚める。
その後寒くなりあまり寝れず、寝不足状態で開始。
登山口〜森林限界
元々は橋を渡って滝を見るコースだったらしい。大雨の影響で新コースが出来ているのでそちらへ。
登山道や通行止めの表示が非常に分かりやすいので、迷うことはなさそう。
しばらく並行移動した後、登りが始まります。
こんな樹林帯で倒れるのは。。。動物? |
整備された木道 |
非常に分かりやすい |
中の湯からと同じく、とにかく登り続ける。
中の湯側は参拝道になっている関係か段差が小さく登りやすいが、こちらは段差はガンガンありますね。
長い登りの始まり |
摩利支天山かな? |
まだまだ登るよ |
秋は花から木の実へ |
結構ガシガシ |
おや可愛い |
のぞかせてもらいますよ |
青空も少し見えて来たぞ |
ざくざく |
ぶわぁ |
途中2箇所ほど摩利支天山を見れる休憩場所も。
木道や木の階段が多く、崩壊や朽ちている所も多いが、酷いところは別に道をつけてあったり新しく木を貼り直してあったりするので手は入ってるようですね。
登る登るよどこまでも~ |
岩がゴロゴロしてきたぞ。そろそろかな |
おっ |
ぬけたぁー! |
岩が増えてくると森林限界が近づいてきます。
後ろを振り返って展望が見えればもう少し。
一気に展望が開けて森林限界超えです。
森林限界〜五の池小屋
ハイマツ帯をゆるく登る。
目の前には摩利支天山、右手には絶好の展望を眺めながら。
良い眺め~ |
登る登る |
摩利支天山、かっこいいね! |
摩利支天山は剣ヶ峰側から見る形と全く違う印象。こちらから見ると高山の佇まいを感じられる。
コマクサ保護の看板があったので、どうやらコマクサが咲く模様。7月にこちらから登るのもありですね。
しばらくトラバースで登った後に、直登すると飛騨頂上、五の池小屋に到着します。
朝日が嬉しい |
飛騨頂上に到着 |
飛騨頂上からは継子岳、四の池が見えます。
前回は見れなかったから感動!
四の池は水は少なく、湿原のようになっていました。
あれが四の池 |
三の池も見える |
三つのお池に囲まれるオシャレな小屋 |
五の池。雪解けの時期はもう少し水量があるのかな? |
五の池小屋はとても綺麗な小屋で、小屋の前がビーチのように寛ぎ空間になっていました。お洒落。
五の池も水は少なめ。だけど季節にもよるかもしれません。5ー6月なら雪解け水が豊富なのかもしれない。
ニューザックと |
五の池小屋〜二の池小屋
摩利支天山を経由するルートと、三の池を見ながらトラバースするルートがあります。
摩利支天山は前回登っているので今回はトラバースルートを選択。
三の池は相変わらず美しい。
だけど形からして年々水量が減っているのでしょう。
逆光ではあまり色が出ない |
トラバース |
今度お池のふちまで行ってみたい |
うひゃ |
ここだけ地質が違う感じで岩々しい |
登り切った |
摩利支天山とのルートに合流するのに直登するとトイレがある休憩地点に出ます。
そこは山上の楽園ですね。
摩利支天山と剣ヶ峰に囲まれた素晴らしい景色です。夏ならチングルマのお花畑も見れるでしょう。
壮大 |
晴れて良かったー! |
賽の河原。チングルマがもうないので少し寂しげですね。 |
二の池小屋。新しいけど外観は渋い。 |
賽の河原を通り過ぎてもう一声登ると二の池小屋です。
一昨年来た時は建設中でしたが、完成していました。五の池小屋と対照的な渋い外観ですね。
2階建の大きめな小屋です。
灰に埋まった二の池を横目に見ながら中の湯からのルートとの分岐へ向かいます。
黒沢口分岐~剣ヶ峰
緩やかな登りだけど、疲労もあって結構きつい |
空が二つに分かれてる |
分岐点まで来たらあともう少し。
一昨年はここから先が通行止めでした。
緩やかな登りですが疲労が残った足でここまで登ってきているからか、足が重い。
岩稜地帯に設けられた木段を登ります。
中の湯からの登山者も合流して人数が増えます。
シルバーウィークということもあってか中々の人出です。
登り続けていくとシェルター(コンクリのブロック)のある場所に到着します。
眼下にショベルカーが作業していてたまげました。
ショベルカーってヘリで運べるのか???
シェルターの場所から人工的な階段を登りきると山頂です。
見事な景色 |
いつかあそこも巡れるようになるのだろうか |
二の池が見えますね。 |
この鐘、よく見かけるけどなんでしょう |
お参りして下山です |
山頂からは一の池が見えます。
ここが噴火口だったわけではなさそうですが、水は見えません。
全体的に灰がかっているのは火山灰の影響なのでしょうか。
しかし見事な光景であることも事実です。
山頂は広くないため、写真を撮影後は早々に下山し始めます。
山頂付近に長時間滞在しない事との看板もありました。
下山
まずは賽の河原までサクサクと下ります。
この辺りからガスが登ってきました。
御嶽山はガスの登りが早く、気づいたらあっという間に雲の中です。
ただ流れも速いため、滞在すれば雲間に景色が見える事もありそうです。
賽の河原からは今度は摩利支天乗越を経由して五の池に下ります。
こちらは初めて通りますが、岩が黒々としており他と少し地質が異なるようです。
またガレ場なので、歩きやすさを求める場合は三ノ池のトラバースの方が良いでしょう。
晴れている時はこちらの方が展望が得られて良いかもしれません。
摩利支天山への登り返し |
摩利支天山山頂はスルー |
だいぶガスが上がってきたね |
真っ白 |
ここだけ地質が違うなぁ |
五の池小屋まで来たら昼ごはんにします。
昼食後にチーズケーキと自家製ジンジャーエールをいただく。
これがまたとても美味しい。
どちらも本格的なお味。
しかもテラスで食べれるのもまた良し。
小屋の中も綺麗でした。
メニューにピザがありましたが、残念ながら宿泊専用とのこと。
いつか泊まりたいものです。
テラス |
残念ながらガス |
おっしゃれー |
どちらもウマイ |
休憩を終えたら下りにかかります。
ガスの中ひたすら下っていきます。
ハイマツ帯は、登りの時は展望に目を奪われて気になりませんでしたがかなりゴツゴツした足場です。
樹林帯に入ってからは無心に下ります。
登山口が近くなってくると少し木漏れ日が差してきました。
雲の下に出たのでしょう。
緩やかに歩くのは楽ですが、傾斜が緩くなった樹林帯は足場が濡れており、丸太がよく滑りますので注意が必要です。
先週末の疲労が癒えていないからか、長い下りでずいぶん足に負担を感じました。
カエル。顔まで書いてある |
雲の下に出たのか木漏れ日が! |
気持ちいー! |
もうちょい |
ついたー |
林道歩きがほぼないのが救いです。
駐車場に出て終了です。
所感
頭痛
下山開始したあたりから頭痛が始まり、下山後家に帰って寝るまで続きました。
どうも2500mあたりより上に行くと頭痛が来ることが多いです。
高山病かとも思いましたが、登っている時はなんともない事や、塩見岳などでも1泊したけれど登り時は感じなかったことも有り高山病と言い切れない節がありました。
少し調べていると、もしかすると脱水症状かもしれないと思い始めました。
(体重+荷重)×行動時間×5
が必要水分量の計算式。
今回の山行に当てはめると2800ml程度必要になる計算です。
食事で500ml程度は取れているとしても、2000ml強は水分補給する必要があるわけです。
しかし持参した飲み物(調理用水含まず)は500ml×2本の1000mlのみ。
しかも内1.2本程度しか消費せず、どちらもお茶でした。
これを見るとナトリウム不足、水分不足から来る脱水症状のような気もしてきます。
特に自分は下りに入ると負荷を感じにくくなる関係で水分を取らなくなる傾向があります。
次回からはもう少し意識して水分を取るように心がけよう。
広角レンズ
やっぱりフルサイズで18始まりは物足りない。
軽量で純正、レンズ内モーターということでAF-S 18-35mm 3.5-4.5Gを購入したけど役不足。DXの10-20で換算15mmに慣れちゃってるっていうのもある。
フィルター付きでそこを満たそうとすると、16-35 f4Gしかなくてデカイんだよねぇ。
ホントはZの14-30 f4が最適解だけど、まだZシステム組むほどの予算はないし。。。
シグマやタムロンで17-35 f2.8-4があって価格も魅力的だけど、果たして18で満足できないのに17で満足出来るのか?確かに広角の1mmは変化が大きいけれど。。。
単焦点レンズ
今回は標準ズームを持って行かず、メインをTamronの28mmを使用した。
これが意外と良い。
軽くコンパクトだし、朝一の暗めの時間帯でも光量を確保できる。
樹林帯では28mmの画角が結構使いやすい。
マニュアルフォーカスだけど、普通に使えます。
何より単焦点は撮ってて楽しいよね。
森林限界超えたら広角レンズに切り替え。
ただ28mmで最短撮影距離が0.25mなんだけど、もうちょっと寄りたいな。
28mmハーフマクロがあったら最高なんだけど。
キャノンRFで35mmハーフマクロは出てたな。
・Tamron 28mm f2.8 BBAR MC 02B
・Nikon SeriesE 100mm f2.8
・Nikon AF-S 18-35mm f3.5-4.5G
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