シャッターは繊細だから、シャッター周りには何も配置しないというCanonの哲学があるのかもしれない。限られたスペースに哲学を適用すると必然的に左側に行ってしまったのかもしれない。
いやRF35がハーフマクロとかめちゃくちゃいいんだけど、それ以外に小型で良さげなレンズないやん。。。ていう。いやまぁRF50も発表されたしRF24-105mmF4-7.1なんかも良さげではあるんですけどね。
候補2 SONY α7ⅱ or α7ⅲ
まぁ言わずと知れた最近絶好調のSONYさんですね。
一眼レフが主流だった数年前まではCanon・Nikonは最高、SONY他は・・・ね、みたいな言われようでしたが、今は逆転し、SONYは最高、CanonNikonは・・・ね、みたいに言われてますね。
Canonはそうでもないかな?
なんにせよSONYは大手の中では長くミラーレスを手掛けているだけあってミラーレス用のレンズが豊富です。と言っても標準的なものが揃っている、という感じ。サードパーティが豊富なのはいいですね。後は比較的コンパクトなレンズが多いのがよき。
一眼レフと違いミラーレスになりサードパーティーでもAF精度が問題にならなくなったんでしょうか。その辺は試してみないと分かりませんが。
さてSONYのαですが性能的には7ⅲなんですが、ちょっと予算が厳しい。
そしてEVFが何度店頭で見ても残念な感じ。7ⅱと変わらないようにスペック上は見えるんですが、7ⅱの方が綺麗に見えるのは私だけでしょうか?
店頭でついてるレンズが7ⅲはキットレンズ、7ⅱにはZeissの55mmf1.8がついてたからレンズでEVFの見栄えが変わるのかな?一眼レフは明らかに変わるけど。
予算的には7ⅱなんですが、7ⅱは圧倒的にバッテリーが持たない様子。
後は防塵防滴が若干不安。
Nikonは0℃までの対応温度を謳っているくせに-20℃でも普通にシャッター切れてその後なんともないから逆に怖い。
SONYは低温下で動かない話もちょこちょこあるので、どうなのかなぁという不安がぬぐえない。
SONYのレンズは豊富とは言え中古でも高値止まりでZレンズやRFレンズの中古とさして変わらない。(元値が安い撒き餌は除く)
最初は最悪と感じていたグリップも、何度も触っている内にコンパクトなレンズなら悪くないな?と思うようになりました。
Zeissの単焦点との組み合わせは絶妙にいいですね。欲しくなる。
後は瞳AFもおそらく最も優れているんでしょうが、まぁそこはあったらいいなくらい。
子供撮るのにあったら嬉しい事に変わりはないですが、最優先事項ではないですね。
候補3 Nikon Z6
相変わらず本命は最後に持ってきます。
実は最初から本命は価格の下がったZ6なわけです。
ただD750との使い分けがイマイチ出来ないよなぁというところにどうも導入する勢いを持てずにここまで来ました。
現状は最も自然に見えるEVF、ホールドしやすいグリップ、使い慣れた操作性やメニューなど良いところは沢山あります。出てから時間も経ってるおかげで雪山でのレポも出始めていて耐久性も良さそう。
防塵防滴もD850相当との事だから間違いないでしょう。
しかしやはり現状はサードパーティも無いしレンズも高い。
AFもCanon、SONYに及ばないとの評判。
だけど、メインは風景だし、子供はZ50のAFでも結構撮れるなと感じてるし、だいたいいけるんちゃう?と。
AF目当てでD500買ったけど結局AF性能は全然使いきれずに手放した過去もあるし。
AFも大事だけど、如何に良い写真を撮れる状況に持っていくか、ですよね。(負け惜しみ?)
いやでもホントにD750でも問題なくて他メーカーも良かったんですけど、やっぱりZ6なのは・・・
・瞳AF&像面位相差による快適なLvで子供撮影が捗る事
・Z14-30mmF4の存在
の二つが決め手ですね。
Z50で思いましたが、LvでAF任せで撮るのが子供撮るのにはとてもいい。
走りまわるし、ガンガン寄ってくるしまともに構えてなんていられない。
後ファインダー覗いていると誰?みたいな微妙な顔されるんだけど、Lvでこっちの顔見せてると笑顔を見せてくれる。
Z50は軽いのも相まって撮りやすさは抜群なんだけど、やっぱりフルサイズのあの感じが良い。ボケと解像感から来る立体感。
そしてZ14-30F4。
そう、Z24-70F4とZ14-30F4があればそれで登山システム完成しちゃうんですよこれが。
特にフィルター装着可能な14mm始まりのレンズはZだけ。
他社は16始まりや15始まり、もしくは重かったりf2.8で出目金だったり。
広角の1mmは言わずもがな大きく、感覚的には望遠の100mmの変化に相当する。
SONYのZeiss16-35mmf4も良いなとは思ったんですよ。軽いし。
だけど中古の値段まだ全然高くて、Z14-30と大して変わんねぇなと。
そしてD750で17,18mm使ってて広角に不満がある。DXで10mm使ってたし。
だったらやっぱり14mm欲しいよねと。
フィルター装着可能で14mmで500g切ってるって、これはもう革命ですよ。
ホントは広角は稜線がメインだからf5.6とかに暗くしていいから300gくらいでさらにコンパクトだと最高だけど。
でもやっぱりこの広角レンズを使いたいがためにNikonZにした感が否めない。
多分大口径マウントだからこそ実現してると思うんですよね。
Fマウントの16-35F4は大きすぎ重すぎでちょっと登山に持って行こうと思えない。
前バッグに放り込んで適宜レンズ交換するスタイルなんで、前バッグに気軽に入らない大きさは困るんですよね。
とかなんとか細かいことも書きましたが、要はNikon好きで、14-30みたいな分かってるレンズ出してくるあたりやっぱり好きなわけです。
という事で意を決してIYHしちゃいました。
購入
購入はいろいろ見ましたが、Nikonダイレクトのアウトレットで3年保証付きの24-70キットを購入。FTZはもう持ってるので必要ない。
中古最安が20万程度、Nikonダイレクトは23万程度。3年保証付きで新品同様にメンテ済みでNikonにお布施も出来て?3万の追い金ならアリかなと。だいぶ毒されてますね。
14-30は我らが防湿庫のマップさんで購入。
18-35と24-120を下取りに。マップで買ったレンズを綺麗なままマップで売ると1年くらい使っても差額5000-1万程度でワンプライス買取。
最近レンズのレンタル流行ってるけど、マップカメラを防湿庫として使う方が合理的じゃない?って思ってきた沼ぬましぃ。
24-120は買ったけどほとんど使わんかったな。。。やっぱり標準レンズでデカ重は苦手なのです。18-35も確かに目を見張る高画質だけど、どこまで行っても18だし。
軽いんだけど結構嵩張るし、3000円で落としたSIGMAの17-35と絞ったらそんなに変わらんし。あれ、これ必要かな?となったのでお引き取り。
というかフルサイズに移行して思ったけどフルサイズで広角って難しいんですね。
選択肢が狭い画角か重厚長大しかない。
ミラーレスになってやっと実用的なレベルの広角があるって感じですね。
最近じゃiPhoneでも超広角域備えてるくらいだから、18mmは狭いと思うのも致し方ないですね。時代ですかね。
初期レビュー
さぁやっとレビューです。
と言ってもカメラを嘗め回すような細かい製品レビューなんかは腐るほどネット上に転がってるので、あくまで自分視点のレビューです悪しからず。
皆大好き開封の儀。
箱がでけぇ。
出て来ました。イケメンです。
販売店に置いてあるものは触られまくってくたびれてますが、買うやつはしっとり感があっていいですね。
Zレンズも画像で見ると安っぽく見えますが、実際は中々の高品質を感じます。
フードのロック具合とかサードパーティの比じゃない。
公差が厳しいんですね。そしてそれを製造出来る技術があるということ。
ただレンズの根元にある24-70も文字。何故かこれだけは安っぽい。
フォントか?大きさのバランスか?デザイン部門は何故これでOKしたのか?
謎が深まるけど、まぁ好みもあるからこんなもんでしょう。
レンズに輝くNIKKOR Sの文字。S LineがFマウントのナノクリ的立ち位置らしい。
Superior,Spesialとかの意味らしい。ほーん。
大口径マウントは良いんだけど、外観デザインはずんぐりしましたね。
図太い系。
Fマウントは小口径ゆえにくびれたグラマラスなレンズだったわけですね。
あれはあれで。
まぁレンズの見た目は機能に寄与しないのでどうでもよかですが。
D750&AF-S18-35とZ6&Z14-30を比較。
こうして見るとボディの筐体はコンパクトかと言われると若干?
でも背は確実に低いか。
レンズも短いのが良いですね。
標準レンズ比較。
フードがZの方がデカイ。
Z24-70も0.3倍と結構寄れるんだけど、24-85F2.8-4Dはハーフマクロだからなぁ。
Zも手振れ補正レンズに入れる必要ないんだし、標準域でハーフマクロ実現してくれないかな。夏の登山で絶対欲しいよね。ハーフマクロ。お花撮るのに。
高山植物の花は平地の花と違ってとにかく小さいものが多い。
FTZでAF-S50mmF1.8を装着した図。意外とコンパクト。
そして軽いったら。
Zレンズはギッシリ詰まってる感じで意外と重いのね。
Fマウントレンズはなんだかんだ軽いのかな?
ZのS-Lineは鏡胴が金属っぽいけど、Fマウントはエンジニアリングプラスチックがメインっぽいし。
因みに当たり前だけど瞳AFもガンガン使えて楽しい。
軽いしAF-Sレンズなら普通に使えて中古価格もこなれてるから、意外とFマウント運用するのもアリなのかなって。
そりゃあZレンズの方が優秀なのは理屈ではわかるし確かに良いけど、Fレンズだって悪くない。
後FTZの三脚座は本当に気にくわない。これつけるならアダプターにモーター内臓してよって感じ。もしくは三脚座無しのアダプター。
ふぅ。
まぁ使うけど。
Z50と比較。
やっぱりZ50は極めて軽いし小さいね。
でも不思議とZ50くらい小さいとあまりファインダー除く気にならなくて。
操作系と機能そのままでファインダー無しのモデル欲しいな。
良く出来たEVFだけど、覗かないならなくてもいいしね。
Z6はやっぱりカメラって感じが強いから、モニターも良く使うけどEVFもちょいちょい使う。後Z50はなんだかEVFやモニター上のWBと撮影された画像のWBが一致しない現象が起きてる。Z6はそんなことない。
この日はこやつらを眺めて一杯。
さてさて登山シーズンとしては雪山なんだけど、しょっぱなからハードな環境に持っていくか?春まで待つか?悩む。。。
因みにカードはXQD/CFexpressの1スロット。1スロットなのは良いんだけど、CFexpress高い。とりあえずD500の時に購入したXQD32GBを突っ込んでおく。
だけど今調べたらXQDはもうほぼ流通してないし、今後消えていくね。
カードリーダーもその時買ったやつはXQD対応のみでCFexpressは使えないみたい。残念。
XQDでもかなり早いなと思ったけど、CFexpress、はXQDの軽く3-4倍の速度出るのね。すごい。どうやらPCIeを使っていて、通信プロトコルが規格のものみたい。XQDは独自言語だとか。そりゃCFexpressの方が流通するの当たり前だよね。PCIeはPCパーツでもうかなりこなれてる感じあるし。
高いけどカードとリーダー買うかなぁ。
撮影画像
なんか作例っていうほどのものまだ撮ってないので。
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ƒ/41/6031.5 mmISO 400 |
Z24-70F4で。日常のテーブルフォト的な。
以下3枚はAiAF 80-200F2.8という古レンズをFTZで使って手振れ補正などを確認したもの。
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ƒ/2.81/500200 mmISO 100 |
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ƒ/2.81/2000200 mmISO 100 |
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ƒ/2.81/30200 mmISO 100 |
もちろんAFは効かないからマニュアル合わせ。
3枚目が1/30で撮れて驚いた。まぁ拡大すると微ぶれしてるんだけど、これくらいのサイズなら許容範囲。
1/90なら200mmでも全然ぶれず安定してる。
広角域は効きが弱いけど、望遠域は良い仕事してる。
公称の5段分は感じないけど、3段分くらいの効果はあるし、マクロレンズとか単焦点にも効くのがとても良い。
Z24-70の24mm端で1秒行けないか頑張ってみたけど、ぶれる。
1秒行ければ滝も結構いい感じだろうと思うんだけど。
R5,R6の公称8段なら実質5段分くらいは効くのかな。
まぁそれでも普通に一眼レフ使ってた身としてはこれでも十分。
導入前はZ50と違ってものすごい軽くコンパクトになるわけでもないし、D750と使い分け出来るか?など思ってましたが、案外と使いたくなるカメラでした。
また登山でしばらく使ったりしてレビューしたいと思います。
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