Z6ⅲを導入した初期レビュー

タイトルの通りだわ。

Z6ⅲを買った。

見た目はほぼ変わらない

バリアングルになってるね。


動機は息子の運動会。
年長にも関わらず、もうかなりすばしっこい。
リレーをZ6で撮ろうとしたが、連写ラグがご存知の通り酷く、使えた写真は3割程度。

子供の成長は待ってくれないし、運動会なんて練習も出来ないのにその瞬間は一瞬だけ。難しすぎるやろ。

ということで金で解決することにした。大人だからな。グヘヘ。

AFを考えればSONYやCanonだけど、jpegの絵や色、触った感じとかからやっぱりマウント変更は無し。レンズラインナップにも不満がないわけじゃないけど、性能には満足してる。

ということで金策。
所持ボディやレンズをマップカメラに奉納して、Z6ⅲ、TAMRON 50-400、Z50ⅱを召喚することに。

売却金、ポイント、優待、キャッシュバックを駆使して持ち出しは20万強に抑えられた。

Z6ⅲに至っては実質タダ(言いたいだけ

Z6ⅲの値段が為替の影響でかなり高くなってしまったので、(スタンダード機種なので仕方ないが)むしろZ8にするか?という気持ちも結構な勢いで芽生えた。そして触った。

もちろんZ8の方が高機能で、各所のフィーリングも上質。明らかに上位モデルだと触っただけで分かる。

しかし高画素はメリットデメリットで、DXトリミングはすごく魅力的だがデータサイズとノイズがネック。

そうするとZ6を残したくなるが、それだと普段は小さいZ6ばかり使ってしまってZ8の性能が必要な時だけZ8を使いそうでなんかもったいない。
金策も入れ替えでは無くなるのでちと厳しくなる。

本来の目的のAF能力の向上についてはZ8の方が上だが、Z6ⅲでもいけると踏んだ。
高速連写+でもなんとか追えそうだし、ハイスピードフレームキャプチャはZ8と遜色ない。てかjpegしかいらんのならC30で撮れば無問題では?
どれくらい歪むのかはやってみないと分からんけど。

んで、届いたのでひとまず簡単なレビュー。

触り心地

ちょっとデカくなってる。
全体のサイズ感はそこまで違いは感じないけど、持った時のグリップが分厚くなって奥行きがちょっと狭くなってるかな。手が大きい人向けによりなったというか。

バリアングル

チルトの方がいいけど、この機種の立ち位置上仕方あるまい。使いにくいけど。
ヒンジはしっかりしてる。
180度回せるのは一方向だけなのはちといただけない。
多分Nikonの文字が逆さにならないようにかな。物理的な制約かな。
なんにせよまだ慣れない。
光軸上じゃないっていう感覚が初めて分かった。確かにやりにくい。

ただ縦位置で低いアングルを取れるのとかチルトの可動限界よりバリアンの方が大きく動かせるから上に持ち上げた時に見やすいとか、メリットないわけでもない。


ボタン

増えた。なんかイルミボタンできてるんですけど!
でもカスタム割り当てはできないっていう。

再生ボタンが右下に来たのが超絶嬉ピー。

カードスロット

ダブルスロットになった。
CFexpressで未だにエラーに出会ったことがなく、信頼性が高いし速度にも満足してたので今のところダブルの恩恵は自分には特にない。
JPEG主体だし。

必要な人には必要だろうから、このクラスでタブルにするのは必然でしょう。

AF

今のところ期待通り。
満足。瞳AFも両目を捉えてたり、後ろ向いててもある程度追ってたりと便利。

瞳を捉えててもシャッター切ったタイミングでそこにピンが確実に来るかというと、それは別の話のようだ。
ただこれは他社でもあるようなので打率良ければ完璧は求めない。

野鳥でもちょっと使ってみた。
レンズはTamronの50-400mm。距離は全然足りないのでDXクロップも併用。

鳥認識はないので鳥にバチピンってのは難しい。
サギ類は認識する。
メジロとかは厳しめ。ジョウビタキは認識した。

近くに来てくれた。余裕で認識

これもなんとか認識


小枝の合間とかのは認識しないので、グループエリアのSが隙間には良い感じ。認識はワイドエリアのSかな。

空とか湖上を飛んでるのにはワイドエリアのLで認識させると良い感じに捉えてくれる。

鳥認識ファームウェアで入ったらいいだろうけど、どうかなぁ。

ちょこまか動いて枝の間に入っちゃうメジロを捉え続けれたら凄いなって思うけど。

カワウの飛び立ち。

カワウ着水。こういうのが楽に撮れるようになったのはいいよね。


触ってる感じ、これなら本来の目的の運動会は充分行けそう。

シャッター

なんかシャッター音がちょっとデカくなった気が。。。電源オンオフ時も結構デカイ音するから大丈夫か?ってちょっとビビる。
シャッターじゃないんか?

センサーシールド

が欲しかったぁぁぁあ。けどない。上位機種の特権やな。

冬の唐松岳でレンズ交換して、晴天にゴミが写りまくって現像時に凄いめんどかった思い出が。。。

メニュー

めちゃくちゃ項目増えてて戸惑いまくり。やれること凄い増えてていいね。使いこなしに時間かかりそう。

imaging cloud

ファームウェアをカメラに直接ダウンロード出来るのはめっちゃ便利だけど、自分の使い方だとそれくらいかな。使うのは。今のところ。

ピクチャーコントロール

基本NLで、風景撮影はPOP3、人物撮影はポートレートを基本にしてた。

リッチトーンポートレートなるものが爆誕してる。ちょっと濃いーポートレートってこと?悪くはないのかな?

NLは今までよりちょっと濃い気もするけど許容範囲。晴天時の紅葉が凄く綺麗。

てかZ50Ⅱにあるピクコンの選択肢を制限する機能、切実に欲しい。。。だいたい使うの決まってるし。

動画

ここの強化っぷりが凄い、が、アピールが不足してるように思う。

一人目の時は一眼レフで写真ばっかり撮ってたけど、二人目に見てて思うのは小さい時の声とか仕草とか凄い愛おしくて、一人目ももっと動画残しとけば良かったって。
まぁ今ほど気軽に撮れなかったから仕方ないけど。

んで最近は動画も合間合間でよく撮るし、イベント時も併用が多い。

そうするとZ6Z50で気になってたのが30分制限。
演奏会とか年に何回か撮る機会があって、演奏会って大概2時間くらい。

ずっと回しときたいんだけど、30分じゃ無理。
ミラーレスでこんだけ綺麗な動画が手軽に撮れるのに、ハンディカムの存在価値はどこにあるんだって思ったけど、

・長時間撮影
・手待ち時の手ぶれ抑制と持ちやすさ
・小型ながら広いズーム域

であると分かった。

あとZ6世代のミラーレスは4k撮れるのはいいけど30pまで。

Z6ⅲは125分に撮影可能時間を延ばしたことと、6kを撮影可能にしたことで4k撮影時の手ブレ補正がクロップ無しで使えること、4kを120pまで撮れることなど、動画を現実的に使える領域に持ってきてる。120pの使いどころまだわからんけど。30pは物足りないと思った。60pあればとりあえず今今は大丈夫。

この辺りがZ9、Z8譲り。Z6ⅲ初の部分もあるけど。

価格

一番物議を醸してるところ。
為替の影響がメインだけど、新しいセンサーを採用しててまだ量産効果が出てないことや、動画機能モリモリにしてZ9、Z8のラインに乗せたっていうのもあるんかなって思う。

Z6ⅱ、Z7ⅱまでのNikonミラーレスはあくまで一眼レフの延長線上にいて、静止画メインで動画はオマケの立ち位置。

Z9からの主力ラインナップは静止画と動画のハイブリッド。

Z6ⅲが物議を醸してるのは、ハイブリッド機のラインに乗ってるのにZ6ⅱの延長であるように思えるZ6ⅲというネーミングにしたことじゃないかと、個人的には思う。

Z8との価格差が小さいことも、ハイブリッド機として捉えれば納得できるけど、静止画機種として捉えると高いと感じる。

Z8aとかにしたら良かったんちゃう?Pixel7aみたいな。
分かりやすく別物なんだよ、ってアピールした方が良かったんじゃないかなって。

明らかにZ9、Z8ユーザーのサブを意識したコンセプトだし、次世代ラインですって感じだし。

ナンバリング使っちゃってるとか、いろいろあるだろうし素人目線の考えだけど。

多分この後ある程度機能を落としたZ5ⅱが来る気はしてる。でもZ5ⅱはおそらく動画はここまでモリモリにしてこずに、静止画だけ強化してくるんじゃないかな。

Zfのグリップ付きモデル、みたいな。んでお安くして来る。

あ、因みにZ6ⅲはグリップ付きZfで、グリップなくていいならZfでいい!みたいなのも見かけるけど中身結構違うよ。Z6ⅲは連写と動画は明らかにZfより上。

AFは画像処理エンジンに寄与するところが大きいからほぼ同じ。

なので正確にはグリップ不要で連写と動画を必要としないならZfがコスパいい。

そうでないならZ6ⅲが必要ってなる。
ZfもZ6ⅱ以前と比べればEXPEED7のおかげで連写もだいぶいいけど、CFexpress使えないのもあるしやっぱりZ6ⅲよりは劣る。実際かなり触り比べてみたけど、Z6ⅲの方がいい。

ただ価格差があることは事実だし、Z8とかZ9を既に持ってるなら連写はそっちに任せりゃいいんだからZfの方がいい。

逆にZ9,Z8を持ってなくて連写も動画も欲しくてサイズはZ8系は気が引ける、って欲張りな人は多少高くてもZ6ⅲ。

Z8との比較だと、10万しか価格差がないわりにはZ8の方が明らかに質感が良いし設定上出来ることも多い。上位機種であることに変わりはない。

でもサイズ感も明確に違う。

Z8はD500とほぼ同じサイズ感。Z6系より大きいバッグが必要になることは間違いないし、日常の気軽な場面で使うのには躊躇する事も分かってる。

D500使ってた時の道具としての頼もしさ、質感の高さはとても気持ちよかったけど、やっぱり日常的に使うにはデカかった。

その点Z6ⅲは機能的でありながら日常的に使えるサイズ感に収まっている事がとても良い。

本気で撮影、って時は別にZ8のサイズだろうが気にならないし、むしろあっちの方が使いやすいだろうけど、自分の場合は本機の撮影は年に数回しかない。

まとめ

とりあえず初期レビューとしてはこんなところかな。
ひとまず違和感なく使えるし、Z50Ⅱの着弾も控えてるしこれで5年は戦える。

子供の行事は小学生の間はZ6ⅲ、Z24-120mmf4、Tamron50-400mmの組み合わせでほぼ対応できるっしょ。

あとはsigmaがZマウントに参入して18-50mm f2.8出してくれたら最高なんだけどなぁ。。。多分すぐに買う。




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